非常食セットおすすめ7選:災害に備える安心の食品リスト

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防災

非常食セットの必要性

日本は地震、台風、豪雨など様々な自然災害が発生する国です。災害発生時には、ライフラインの寸断により食料の確保が困難になることがあります。内閣府の防災白書によると、一般家庭では少なくとも3日分、できれば1週間分の食料と水を備蓄することが推奨されています。

しかし、防災意識調査によると、実際に十分な非常食を備蓄している家庭は全体の約4割にとどまるというデータがあります。「いざという時にスーパーで買えばいい」という考えは危険です。大規模災害時には店舗の営業停止や品薄状態になることが予想されます。

また、災害時の初動対応において、自治体からの支援物資が行き渡るまでには数日かかることも珍しくありません。東日本大震災では、被災地によっては救援物資が届くまで5日以上かかった地域もありました。

このような状況に備えるために、各家庭で適切な非常食セットを準備しておくことは、家族の安全を守るための重要な防災対策の一つです。非常食セットは、緊急時に家族が生き延びるための命綱となります。

理想的な非常食の条件

理想的な非常食には、以下のような条件が求められます。

1. 長期保存が可能

非常食は、いつ使用するか分からないため、長期保存が可能であることが重要です。一般的に3年以上の賞味期限があるものが望ましく、最近では5年、10年といった超長期保存可能な食品も増えています。

2. 調理が簡単または不要

災害時は、ガスや電気が使えない可能性があります。そのため、調理が簡単、または水を注ぐだけで食べられるものが理想的です。加熱が必要な場合でも、カセットコンロ一つで簡単に調理できるものが便利です。

3. 栄養バランスが良い

災害時こそ、体力を維持するために栄養バランスの良い食事が必要です。カロリーだけでなく、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素がバランス良く含まれた食品を選びましょう。

4. 多様性がある

同じものを何日も食べ続けると、精神的なストレスになります。また、アレルギーや持病がある家族がいる場合は、その人が食べられる食品も用意しておく必要があります。様々な種類の非常食を備蓄することで、食の多様性を確保しましょう。

5. 軽量・コンパクト

避難が必要になった場合に持ち運びやすいよう、軽量でかさばらないものが理想的です。特に賞味期限が近い非常食は、キャンプやアウトドアなどで普段使いすることもできるため、携帯性は重要な要素です。

6. 食べやすさ・おいしさ

非常時でも「おいしく食べられる」ことは精神的な支えになります。最近の非常食は味の改良が進み、普段の食事に近い味わいを楽しめるものも増えています。

非常食セットの選び方

非常食セットを選ぶ際のポイントを解説します。

1. 家族構成に合わせた量と内容

家族の人数×3日分(できれば7日分)を基本とし、年齢や性別によって必要なカロリー量も考慮しましょう。一般的に成人男性で1日約2,500kcal、成人女性で約2,000kcal、子どもは年齢によって1,200〜2,000kcalが目安です。

2. 水の確保

食料と同様に重要なのが水です。飲料水は1人1日3リットルが目安とされています。調理用の水も含めると、より多くの水が必要になります。保存水や浄水器の準備も検討しましょう。

3. 特別な配慮が必要な家族への対応

乳幼児や高齢者、アレルギーのある家族、持病のある方には、それぞれに適した非常食を準備する必要があります。例えば、離乳食やアレルギー対応食品、柔らかい食品などです。

4. 備蓄スペースの確保

非常食を保管するスペースも考慮に入れましょう。賃貸住宅など限られたスペースでは、コンパクトなセットが便利です。一方、戸建てなどスペースに余裕がある場合は、より充実した内容のセットを検討できます。

5. コストパフォーマンス

非常食は「買って終わり」ではなく、定期的な更新が必要です。そのため、コストパフォーマンスも重要な選択基準の一つです。単なる値段の安さではなく、含まれる食品の種類、量、保存期間などを総合的に判断しましょう。

6. 使いやすさの考慮

非常時には普段と異なる状況で食事をすることになります。開封のしやすさ、温めやすさ、食器が不要かどうかなども選ぶ際のポイントです。高齢者や子どもが一人でも使えるような簡便性も大切です。

非常食セットおすすめ7選

それでは、厳選した非常食セット7選を紹介します。それぞれの特徴を詳しく解説していきます。

1. パンとごはん1週間(朝・昼・晩)の非常食セット

こちらのセットは1週間分の食事が完結する総合的な非常食セットです。朝食、昼食、夕食と3食分がきちんと考慮されており、パンとごはんという主食のバリエーションが用意されているのが特徴です。

主な内容物

  • 長期保存パン:7食分
  • アルファ化米:7食分
  • レトルトおかず:7食分
  • 即席スープ類:7食分

想定人数:1人分/7日間

保存期間の長いパンと、災害時に欠かせないアルファ化米を中心に構成され、1週間という長期間の備蓄に対応しています。1日3食×7日間の計算で21食分が含まれており、1人分の備蓄としては十分な量です。

災害発生から1週間は特に物資の調達が難しい時期であるため、この期間をカバーできるセットは安心感があります。また、梱包がコンパクトにまとめられているため、保管スペースを取りすぎない点も魅力です。

2. PEACEUP 非常食セット 10年保存水+5年保存食 HS5A01

このセットの最大の特徴は、水の保存期間が10年と非常に長いことです。一般的な保存水の賞味期限が2〜3年であることを考えると、メンテナンス頻度を大幅に減らせるメリットがあります。

主な内容物

  • 10年保存水:500ml×6本
  • アルファ化米:4食分
  • レトルト食品:4種類
  • 栄養補助食品・おやつ類:複数種類

想定人数:1人分/3日間

食料も5年保存可能なものが中心で、定期的な入れ替えの手間を軽減できます。セット内容は、主食・副菜・汁物とバランスが考えられており、災害時でも栄養バランスの取れた食事を摂ることができます。

防災士が監修したセットということで、実際の災害現場で必要とされる食品が厳選されています。特に水分と栄養のバランスに配慮されており、実用性の高いセットと言えるでしょう。

3. 防災士が監修した 防災リュック たったこれだけ! 防災のミカタ メタプレミアム

食料だけでなく、防災グッズも一緒になった総合的な防災リュックです。非常食と共に、災害時に必要な基本アイテムが一つのリュックにまとめられています。

主な内容物

  • 保存水:500ml×3本
  • アルファ化米:2食分
  • 栄養補助食品:複数種類
  • 防災用品:ラジオ、ライト、マスク、救急セットなど多数

想定人数:1人分/2日間 ※食料部分のみの想定

非常食部分は厳選されたコンパクトなものが含まれており、特に初動で必要な食料と水が確保できるようになっています。リュック形式のため、いざという時にすぐに持ち出せるのが大きなメリットです。

防災士が監修していることで、実際の災害時に役立つ実用的な内容となっています。家族分の非常食としては少ない量かもしれませんが、避難時の初動対応用としては理想的なセットです。

4. 7日分セット アルファ米 アレルギー物質28品目不使用 27種類42点 3食分×7日分

アレルギーを持つ方にも安心の非常食セットです。特定原材料28品目不使用の商品で構成されており、食物アレルギーを持つ家族がいる家庭には特におすすめです。

主な内容物

  • アレルギー対応アルファ米:14種類/14食分
  • アレルギー対応レトルト副菜:14種類/14食分
  • アレルギー対応即席スープ:14種類/14食分

想定人数:1人分/7日間

内容は27種類42点と多様性があり、7日間飽きずに食べ続けることができます。主食となるアルファ米は、お湯または水を入れるだけで調理できるため、調理設備が使えない状況でも安心です。

1日3食×7日分の計算で、成人1人分の1週間の備蓄としては十分な量が確保されています。アレルギー対応でありながら、バラエティ豊かな内容なのは非常に珍しく、価値の高いセットです。

5. アルファ米 アレルギー物質28品目不使用 22種類30点 3食分×5日分

先ほどの7日分セットの5日分バージョンです。内容的には同様に特定原材料28品目不使用で、アレルギーがある方も安心して食べられます。

主な内容物

  • アレルギー対応アルファ米:10種類/10食分
  • アレルギー対応レトルト副菜:10種類/10食分
  • アレルギー対応即席スープ:10種類/10食分

想定人数:1人分/5日間

22種類30点と、こちらも多様性が確保されているため、5日間の避難生活で同じものを食べ続けるストレスを軽減できます。3食分×5日分で、1人分の5日間備蓄として十分な量です。

保管スペースに限りがある家庭や、単身世帯などにおすすめのコンパクトなセットです。7日分に比べてやや少ない内容ですが、必要十分な備蓄量と言えるでしょう。

6. 【防災のサイボウ】5年保存の非常食・防災グッズを18種類セットにした【3日間満足セット】

シンプルながら必要十分な内容の非常食セットです。長期保存可能な主食と副菜が中心で、必要最低限の栄養を確保できるように考えられています。

主な内容物

  • アルファ化米:4食分
  • 缶詰(魚・肉):4缶
  • レトルト食品:2食分
  • 保存水:500ml×4本

想定人数:1人分/3日間

特に水や調理器具がなくても食べられる商品が多く含まれているため、完全にライフラインが断たれた状況でも対応可能です。また、パッケージがコンパクトにまとめられており、保存スペースをとらない点も魅力です。

必要最低限の内容に絞られているため、価格も比較的抑えめで、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。災害時の初期対応に特化したセットと言えるでしょう。

7. 【Pioma】 36食セット ボックス付き 防災士監修

36食という大容量の非常食セットです。家族が多い世帯や、より長期間の備蓄を望む方に適しています。防災士監修のもと、長期の避難生活でも飽きが来ないよう、バラエティ豊かな内容となっています。

主な内容物

  • アルファ化米:12種類/12食分
  • レトルト食品:12種類/12食分
  • 副菜・汁物:12種類/12食分

想定人数:2人分/6日間 または 3人分/4日間

特筆すべきは専用ボックス付きという点です。非常食を整理して保管できるため、賞味期限管理がしやすく、定期的な点検や入れ替えが容易になります。

内容物は調理不要または簡単な調理で食べられるものが中心で、災害時の様々な状況に対応できるような工夫がされています。まとまった量の非常食を一度に揃えたい方には最適のセットです。

非常食セット比較表

商品名内容物想定人数/期間保存期間特徴
パンとごはん1週間の非常食セットアルファ米7食、長期保存パン7食、おかず・汁物7食1人/7日分3〜5年バランスの良い1週間分の食事
PEACEUP 非常食セット保存水6本、アルファ米4食、レトルト食品4食、おやつ1人/3日分水:10年、食品:5年超長期保存が魅力
防災のミカタ メタプレミアム保存水3本、アルファ米2食、栄養補助食品、防災用品多数1人/2日分3〜5年食料+防災用品のセット
7日分アルファ米セットアルファ米14食、副菜14食、汁物14食1人/7日分5年アレルギー対応27種類42点
5日分アルファ米セットアルファ米10食、副菜10食、汁物10食1人/5日分5年アレルギー対応22種類30点
防災のサイボウアルファ米4食、缶詰4缶、レトルト食品2食、水4本1人/3日分3〜5年コンパクトで必要十分な内容
Pioma 36食セットアルファ米12食、レトルト食品12食、副菜12食2人/6日分または3人/4日分5年大容量で家族向け

非常食の正しい保管方法

せっかく購入した非常食も、適切に保管しなければその効果を発揮できません。以下のポイントに注意して保管しましょう。

1. 温度と湿度の管理

非常食は基本的に常温で保存できるものが多いですが、高温多湿の環境は避けるべきです。温度は20℃前後、湿度は70%以下が理想とされています。直射日光の当たらない場所、エアコンの風が直接当たらない場所を選びましょう。

2. 虫害・鼠害対策

食品を保管する場所は、虫や鼠などの害獣から守る必要があります。密閉性の高い容器に入れる、定期的に保管場所の清掃を行うなどの対策が有効です。

3. 分散保管のすすめ

全ての非常食を一箇所に集中させるのではなく、家の複数の場所に分散して保管することをおすすめします。これにより、一部の非常食が被害を受けても、全てを失うリスクを減らせます。

4. 持ち出しやすい工夫

避難が必要になった場合に備えて、一部の非常食はリュックサックなど持ち出しやすい形で準備しておくと良いでしょう。特に初動で必要な2〜3日分は、すぐに持ち出せる状態にしておくことが理想的です。

5. インベントリ管理

何をどこに保管しているか、賞味期限はいつまでかをリスト化しておくと便利です。スマートフォンのメモアプリや、紙のノートなどで記録を残しておきましょう。

非常食の定期的な点検と入れ替え

非常食は「買って終わり」ではなく、定期的なメンテナンスが必要です。

1. 点検の頻度

最低でも半年に1回は非常食の状態をチェックしましょう。特に缶詰などは膨らみがないか、パッケージに破損がないかを確認します。また、保存水は液体の濁りや異物混入がないか確認しましょう。

2. ローリングストック法の活用

「ローリングストック法」とは、日常的に非常食を消費し、その分を新しく補充する方法です。この方法を活用すれば、非常食の賞味期限切れを防ぎながら、常に新鮮な状態を保つことができます。

具体的には:

  • 賞味期限が近づいた非常食から順に普段の食事で消費する
  • 消費した分は必ず新しいものを購入して補充する
  • 新しく購入したものは奥に、古いものは手前に配置する

この方法を実践すれば、無駄なく効率的に非常食を管理できます。

3. 防災の日を活用

毎年9月1日は「防災の日」です。この日を非常食の一斉点検日にすると忘れにくく、定期的なメンテナンスの習慣化につながります。家族全員で非常食を食べてみる「防災食体験」もおすすめです。

4. 季節に合わせた見直し

夏と冬では必要な非常食の内容が異なることもあります。例えば、夏場は水分補給が重要になるため保存水の量を増やす、冬場は温かい食べ物を増やすなど、季節に合わせた調整も検討しましょう。

5. 家族構成の変化に対応

家族が増えた、子どもが成長した、アレルギーが判明したなど、家族の状況変化があった場合は、それに合わせて非常食の内容や量も見直す必要があります。

安心な非常食備蓄で災害に備える

災害はいつ起こるか分かりません。しかし、適切な非常食セットを備えておくことで、いざという時の不安を大きく軽減することができます。今回紹介した7つの非常食セットは、それぞれに特徴があり、家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。

非常食の備蓄は、単に食料を確保するだけでなく、家族の命と健康を守るための重要な防災対策です。特に近年は気候変動の影響もあり、想定外の災害が増えています。「備えあれば憂いなし」の精神で、今一度ご家庭の非常食備蓄状況を見直してみてはいかがでしょうか。

最後に、非常食の備蓄は決して「やりすぎ」ということはありません。できる範囲で少しずつ充実させていくことが大切です。この記事が皆さんの防災意識向上と、適切な非常食選びの参考になれば幸いです。

「災害時に慌てないために、平常時に備える」—この言葉を胸に、安心・安全な生活のための第一歩を踏み出しましょう。

この記事は私が監修しています
Wancoron

この記事の監修者。
動物病院勤務から、電気・ネットワーク工事、中規模オフィスビルディングのメンテナンス業務、コンテンツライター業務などさまざまな経験をしながら、現在は海外に在住中。これまでに得たあらゆる知識を基盤に、当サイトディレクターをおこなっているニャン...あ、ワン。

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